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蔵元さんが一番最初に私に説明してくれたのはこの釜でした。特注品です。この釜でお米を蒸すのですが、この釜でないと、こだわりのお酒はできないそうです。微妙な蒸気の加減があるそうです。
ラベルは勿論、手張りw。蔵内はあらゆる物がアナログでした。
40代前半、まだまだバリバリ、やる気を感じました。
醸造タンクと貯蔵タンクです。当店小さな蔵元さんと複数お付き合いしておりますが、一番タンクの数が少なかったです。
蔵元外の空き瓶置き場、他社の空き瓶置き場と比較して、ほぼ全ての回収空き瓶が、御所泉のもの。このことが意味するのは、地域に直販しているお客さんが、御所泉の味に皆満足しており、他の酒など飲まないことを表しております。旧2級酒(緑色のラベル)が地元では主流のようでした。![]() 価格300ml399円 1800ml1,988円 特定名称:吟醸酒 原料米:五百万石+兵庫産山田錦 精米歩合:60%+(40%) アルコール分:15度〜16度 ![]() 写真は300ml |
御所泉 吟醸奇抜なアイデアのお酒。なんと1.8L1,988円で吟醸酒です。 石川産五百万石を60%精米し、通常のお酒のおよそ2倍の醗酵時間をかけて、吟醸造りをしました。具体的には醗酵日数がおよそ40日。社長さん自らが酒造りをしておりますので、人件費がかかりません。造るお酒も少ないですし、低温でじっくり醗酵させたのです。 秘密@ 実は粕歩合およそ40%です。お酒をもっと搾ろうと思えば搾れるんだそうですが、美味しくないので、ほとんど圧をかけないのです。この価格(レギュラー酒)で粕歩合40%ですので、嫌〜な後味がなくスッキリとした後味に仕上がっております。 秘密A この蔵の最高峰の大吟醸を数%ブレンドしています。大吟醸を造る時、大吟醸は搾りはじめからおよそ20%だけを大吟醸として製品化し、残り80%はこのレギュラー酒にブレンドします。大吟醸が余ってしまうようです。確かに飲んでみると、大吟醸がブレンドされているのがうっすら感じます。この大吟醸のスペックもまた凄いのです。 さて、味わいです。やや辛口です。しかし、甘さもしっかりあり、バランス良く仕上がっております。後味のキレ、酸味、渋みも程よく感じます。 一応、吟醸酒なのですが、一般に言う吟醸酒と比べると香りは弱いです。しかし、味のある吟醸酒ではあります。 この価格ですし、本格的な吟醸酒としてとらえるのではなく、香りが弱く味わい重視の吟醸酒といった感じ。味わいは「薄い」と言う声がネット上ではありますが、そんなこたぁないです。しっかり味があります。 蔵元さん自身もいつも飲むのはこのお酒と聞きました。 蔵元さん「熱燗で飲める吟醸酒ですよ」 確かにそうですが、熱めにお燗すると、純米酒に比べアルコール感が強いので、ぬる燗、もしくは常温、がオススメです。 なかなか売れないんです。このお酒。しかし、心から旨いです。 同業者の方へもご案内。蔵元さん問屋さんにも喜んで出荷しております。石川県最大手の酒問屋さん、にでも言えばすぐに取寄せてもらえますので、是非、皆さんで、この蔵元を応援したいところ。 蔵元さんが胸を張って言っておられました 「日本一高価な原料米を使っています」 裏話になりますが、高価な原料米でお酒を造って、あんまり儲からないです。と言うか儲かっていない蔵元さんです。 実はこの蔵元さん10年以上前からコンビニを経営しております。生活の糧はコンビニであり、酒造業だけではとても生活できないという事です。だからできるのです。かと言って、酒造りに妥協はありません。だれよりも本物を採算度外視で造っているように感じました。 この蔵元さんは、問屋さんに出荷するのはごく僅かで近隣のお客さんに直販しております(およそ100件)。直販しているから、これだけ高価な原料を使ったお酒を造ることができるのでした。是非、騙されたと思って飲んで欲しい銘柄ではあります。激しく無名です。金沢市民もこのお酒の名前すら聞いたことが無い幻のお酒なのでした。 300ml小瓶(399円)も用意しております。お買い求めやすく、当店が負担しております。 |
![]() 価格 720ml1350円(箱付) 1800ml2600円(箱なし) 特定名称:吟醸酒 原料米:五百万石 精米歩合:60% アルコール分:20度〜21度 |
御所泉 吟醸 原酒「御所泉 吟醸」の加水前の原酒です。日本で唯一20度を越える吟醸酒です。 20度を越える度数にしようと思えば誰でもできるそうですが、20度を越えつつ、しっかりした味わいにするのが、難しく、企業秘密だそうです。 やはり、20度にならないこともあり、苦労する事もあるんです。「毎年安定して20度以上に仕上げるのはそりゃ大変です」と言っておられました。 さて、石川産五百万石を60%精米(吟醸酒と名乗れるギリギリの精米歩合) を低温長期醗酵させたのが、このお酒。 「御所泉 吟醸」の元の酒ですから粕歩合が当然40%近くあります。 味わいですが、なんとも 「とろ〜っと、味わった事の無い濃さ。まるで焼酎のような濃さです」 「蔵元さんはロックで飲むのを推奨しております。ロックにしても全然薄くならないのでした」「口当たりが良く、大変飲み易いです」「度数が高いので気をつけないと危険です」「日本酒度+4と言う辛口のはずですが、甘さと辛さどちらもしっかりあります」 どこにも書いていない情報ですが、 実は、このお酒、無濾過生原酒です。アルコール度数20度を越えますので、常温で何年置いても、品質は変化しにくい酒質になっております。 先日1年熟成ものを飲んだのですが、全くひねた味はしませんでした。寝かせば寝かすだけおいしくなる気もします。当店では冷蔵管理しております。 全国各地で試飲&販売会を行う時、武内酒造店さんはいつもこの「源酒」を出すのですが、 いつもいつも、ダントツの一番に(2位に倍以上の差をつけて)なるほど売れるんです。試飲すれば、多くの方が分かってくれるのです。 しかし、地元の方、酒販店、このお酒を知りません。お土産的なお酒となってしまっております。非常にもったいない話です。 ある程度お酒を飲みなれた方にオススメします。お酒を飲んだことがない方には重すぎますし、辛く感じることでしょう。ノンベエさんには甘く感じると思います。 |
![]() 価格 720ml3000円(箱付) 1800ml6000円(箱付) 特定名称:純米大吟醸 原料米:兵庫産山田錦 精米歩合: 麹米:40% 掛米:35% アルコール分:15度〜16度 |
古都のいずみ 純米大吟醸まず、精米歩合35%の大吟醸が720mlで3000円と言う超破格です。麹米が40%なのはわざとです。35%にすると味が出ないそうです。 タンク一本、この大吟醸を造るのですが、タンク一本分売り切るほどの大手蔵ではないのです、そこで↓ およそ20%だけ(お酒のあらばしりの部分のみ)を製品化し、残りの80%は「御所泉 吟醸」に混ぜるのでした。 ようするに、あらばしりのみで構成されたのがこの「古都のいずみ」なのです。 非常に澄んだ味わい、あっさりした味わいに感じるのですが、キレの良い旨みも程よくあります。「あらばしり無濾過生原酒」ですし、 こちらも無濾過生原酒です。 杜氏さんは本当は「純米大吟醸」ではなく「大吟醸」として販売したいのですが、 ※アルコールを少量添加したほうが、もっと香りがでて美味しくなる 世の中は若干 純米酒ブームですし 「純米大吟醸」と「大吟醸」と二つあると、人々はなんとなく純米大吟醸を選ぶのでした。仕方なく、純米大吟醸として発売しております。 このお酒もまた大変美味しく、激安なのですが、やはり売れないのです。 主な取引先はお土産的なお店に限定されております。 自分が飲むために買うのではなく、お土産的なものになってしまっているため、こんなに安くておいしいのに、リピート性がないのです。商品名もお土産を意識したものになっていますし。 それでも、頑固な杜氏さんは妥協することなく、造り続けます。 唯一の妥協は純米大吟醸にした事、大吟醸の時より売れるそうです。 いつか大吟醸も純米大吟醸もどっちも発売できると良いですね。私ももちろん、純米大吟醸より大吟醸が好きですね。 チョット高い商品ではありますが、このスペックですと、他社より断然安いのでした。「御所泉 吟醸」や「御所泉 源酒」を飲んで気に入ればこの蔵の最高峰も試したくなることでしょう。 |